環境とともに

常盤薬品工業は、地球環境やエネルギー環境の保全を視野に入れ、環境対応商品の推進やCO2排出量の削減など、事業活動における環境負荷の低減に努めています。

環境に関する方針

  1. 限りある資源の有効活用
    エネルギー、水、紙などの資源利用の節減に努め、省資源・資源循環・省エネルギーを推進します。
  2. 持続可能な原材料調達
    自然保護に配慮した原材料や、より環境安全性の高い素材などを活用した処方開発を推進します。
  3. 環境負荷低減に配慮した販売・営業活動等
    環境への負荷の低減を考慮した、お客さまへの商品の提供に努めます。
  4. 廃棄物の削減とリサイクル
    事業に関するすべての廃棄物の削減とリサイクルを推進します。
  5. 関係法令等の遵守
    環境保全等に関する法令・規制等を遵守し、環境保全および環境汚染予防に努めます。

環境への取り組み

常盤薬品工業は、環境問題を企業活動の重要課題としてとらえ、基本方針に基づく環境活動を推進しています。

1容器・包材における廃棄物削減を推進

環境に配慮した容器・資材の開発を推進

植物由来のプラスチック(バイオマスプラスチック)やFSC認証紙*など、環境に配慮した容器・包材を使用し、環境負荷低減につながる化粧品等の容器の開発に努めています。

  • *FSC認証紙:適切に管理された森林の木材を使用して作られた紙

廃棄物削減に向けた”4R”の取り組み

外装パッケージをプラスチックからFSC認証紙へ変更
(なめらか本舗 クリーム NC)
Reduce(リデュース)

パッケージの簡素化で紙の使用量を削減するとともに、FSC認証紙・100%再生紙を積極的に使用しています。

つめかえ用パッケージを採用
(なめらか本舗シリーズ)
Reuse(リユース)

つめかえ用パッケージの採用により、プラスチック使用量の削減に取り組んでいます。
2004年2月の発売より、多くのお客さまにご愛用いただいているスキンケア『なめらか本舗』は、シリーズ累計販売個数1億8千万個*を突破しました。
化粧水、乳液、オールインワンアイテムの一部では、「つめかえ用」も発売しています。環境に優しい省資源パックを採用し、プラスチック使用量を79%削減することに成功しました(本体容器比較)。

  • *2004〜2022年1月 シリーズ累計販売個数
外装パッケージにバイオマスインキを採用
(ズボラボ*)
*一部商品を除く
Replace(リプレイス)

プラスチック使用量の削減に向け、環境対策素材(リサイクルプラスチック・バイオマスプラスチックなど)への代替や、環境対策インキ(バイオマスインキなど)の採用など環境に配慮した商品化を推進しています。

余剰汚泥とドリンク残液等の
乾燥・炭化
Recycle(リサイクル)

ドリンクを製造している三重工場から出る排水を処理する為の汚泥や生産の際にタンクに残ったドリンク残液は、リサイクル業者様の手によって高温で乾燥、さらに炭化の処理を施してリサイクルされています。炭化された後は、肥料や土壌改良材として活用されています。

ドリンク廃液のエタノール化

使用期限切れなどで飲用不可となった商品は、ガラス瓶と中身(廃液)を分離し、廃液は発酵・蒸留の工程を経て工業用のバイオエタノールにリサイクルされています。

ごみ(廃プラスチック)の分別

2006年11月より、廃プラスチックの分別を実施しています。分別された廃プラスチックは、選別・梱包後に再生品製造工場に持込まれ、当社の商品などを運ぶパレットに生まれ変わり、一般市場に渡っています。

2サスティナブルな原材料の調達

古琵琶湖層群の美しい水を採用
(眠眠打破シリーズ)

ドリンク生産における取り組み

三重県伊賀市にある三重工場は、地域の豊かな自然の恵みの恩恵を受け、古琵琶湖層群*から汲み上げられる美しい水を利用して、『眠眠打破』や『ビタシー』などのドリンク類を製造しています。
計画的にCO2排出量削減に取り組むだけでなく、豊かな地域環境の保全も念頭に置き、廃棄物の削減や有効利用にも努めています。

  • *古琵琶湖層群
    南は三重県の上野盆地から北は滋賀県の近江盆地(琵琶湖を含む)にかけて、南北50kmにおよぶ広い範囲に分布し、盆地緑辺では主として丘陵をつくり、盆地内の平野部や湖底下では地下に埋没している鮮新世〜更新世の地層をいいます。
グループ総合研究所

環境に配慮した処方の開発

化粧品は、植物やそれを育む水、土壌、大気などの自然資本の恩恵で成り立っています。持続可能な化粧品の開発のため、自然保護に配慮した原材料やより環境安全性の高い素材、アップサイクル原料などを活用した処方開発を推進しています。

3環境負荷低減に配慮した生産体制

廃棄物管理・水質保全

三重工場では、廃棄物を18項目に分別し地球環境に配慮した処理をするため、廃棄業者さまの選定段階から処理現場の視察を実施しています。また、製造工程において水使用量を可能な限り削減するとともに、排水は、排水処理施設で関係法規や地元条例の規制数値を遵守するための管理を行い、水質汚染防止に努めています。

LNG(液化天然ガス)タンク
(三重工場)

重油からLNGへの転換

蒸気ボイラーのエネルギーを従来の重油から、LNG(液化天然ガス)に変更しました。高発熱量で、重油に比べて大気汚染の原因となる物質の発生が少なく、CO2の排出量は約30%削減されます。

水循環再利用システム
(三重工場)

水資源の有効活用

サーキュレーションシステム水循環再利用システムを導入し、充填後の製品殺菌に用いた水を冷却し再利用することにより、水使用量と排水量の削減を行い水資源を有効活用しています。これにより水利用に関する全体のエネルギー消費量を抑え、CO2の削減を図っています。

使用エネルギー(電気、LNG)の管理強化

三重工場稼動時の使用エネルギー量(電力量、LNG量)を電子掲示板やメールを用いて、日々、従業員に知らせることで、一人ひとりのエネルギー削減への意識向上を図っています。

4環境負荷低減に向けた販売・営業活動

スチレン製から紙製ボードに変更
(ノブ店頭プロモーション用パネル)

販売促進活動における環境負荷低減

店頭プロモーション用パネルをスチレン製から紙製ボードに変更し、環境に配慮した販促活動をしています。

滋賀工場

医薬部外品・化粧品の主力工場である滋賀工場では、「化粧品の製造管理及び品質管理に関する技術指針(化粧品GMP)」を順守したマネジメントシステムを構築するとともに、独自の生産管理システムにより工場全体を管理しています。

三重工場

ドリンクの主力工場である三重工場では、製薬会社の工場としてGMP基準*をクリアした高度な管理体制のもとで生産活動を行っています。

  • *GMP基準: 医薬品の製造管理及び品質管理の基準のこと

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